茅の輪をくぐり、家内安全などを願う参拝者=つるぎ町貞光の宮内神社

 つるぎ町貞光の宮内神社(宮本昌彦宮司)で24日、今年上半期の罪やけがれをはらい清め、残る半年の無病息災や家内安全などを祈る神事「夏越(なご)しの大祓(おおはらい)」が行われ、地元住民ら150人が参拝した。

 参拝者は人の形をした白い紙「人形」に名前や住所を書いて息を3回吹きかけ、体の調子が悪い場所をさすった後、境内に設置された直径1・8メートルの「茅の輪」を左回り、右回り、左回りの順で3回くぐった。

 近くの会社員出原しげみさん(66)は「長姉の体調がすぐれないので、少しでも良くなってくれれば」と話していた。

 神事は、地域住民に足を運ぶきっかけにしてもらおうと、神社が昨年初めて行った。