臨時記者会見を行う飯泉嘉門徳島県知事=26日、県庁

臨時記者会見を行う飯泉嘉門徳島県知事=26日、県庁

 徳島県は26日、10歳未満~80代の男女109人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内で1日当たりの感染者が100人を超えるのは初めて。2日連続で過去最多を更新した。このうち1人は児童等利用施設の児童で、県は先に感染が判明していた利用者や家族ら11人と合わせ、12人規模の関連クラスター(感染者集団)が発生したと認定した。県内のクラスターは計70例となった。 

 これまでに発生したクラスターでは、徳島商業高生の家族が1人、屋内スポーツ活動に参加した児童の家族1人が陽性となった。23日に認定された68例目の児童等利用施設関連では職員や利用者ら4人、勝浦中では生徒や家族5人の感染が新たに判明した。

 学校関係の感染者は小学生8人、中学生10人、高校生2人。26日時点で小学校10校、中学校8校、高校2校の計20校が休校しているほか、小中高計6校が分散登校を実施している。大学生5人、専門学校生1人の感染も分かった。

 このほか、美馬市職員と藍住町職員各1人の感染も判明した。

 109人の居住地は、徳島市48人、阿南市16人、鳴門市9人、小松島市、藍住町各7人、石井町、松茂町各5人、勝浦町3人、美馬市、海陽町各2人、吉野川市、阿波市、上勝町、板野町、大阪府各1人。軽症が89人、無症状が20人という。

 直近1週間(19~25日)の感染者は521人、26日時点の自宅療養者は281人に上り、それぞれ過去最多を更新した。入院患者は57人で病床使用率は21・7%。県内の感染者は累計4108人となった。

 

動画 https://youtu.be/VGowwvbqz5I