緑茶の産地・三好市山城町にある茶園「曲風園」の3代目に当たる曲大輝(まがりひろき)さん(31)。深い山々に囲まれた標高200~500メートルの急傾斜地の約1・5ヘクタールで、両親と祖母との家族経営で栽培に取り組み、お茶の魅力を発信している。
 「朝晩に霧が多い土地柄で、日射や気温の上昇が適度に抑えられる。渋味の元になるカテキンが少なくなり、爽やかな香りとうま味があるお茶になる」と曲さん。標高差があることで畑の生育に応じた最適な時期に収穫できるという…