台風の影響で根こそぎ倒れた桜=午前7時半ごろ、徳島市の西部公園

 台風11号の影響で、徳島市の眉山中腹にある西部公園のソメイヨシノ30本余りが根こそぎ倒れたことが18日、分かった。公園は「日本の桜名所100選」に選ばれており、来春の花見シーズンを心配する声も聞かれた。

 公園を管理する市公園緑地管理公社によると、17日朝に見回りをしていた職員が、公園内10カ所ほどで高さ約10メートル、幹回り約1メートルのソメイヨシノ30本余りが根こそぎ倒れたり、枝が折れたりしているのを見つけた。

 同日は応急処置として、道路に掛かって通行の邪魔になるような枝を職員がチェーンソーで切り落とした。18日朝からは、公社が委託した市内の造園業者が伐採に取り掛かっている。撤去完了には1週間程度かかる。

 公園には樹齢約30~50年の桜約550本が植えられ、花見シーズンには多くの見物客でにぎわう。

 公園で6年間清掃活動をしているシルバー人材センターの岸田貢さん(77)=徳島市国府町南岩延=は「ここで木が倒れているのを見たのは初めて。こんなに多く倒れていて驚いた。来年の花見シーズンはきれいな桜が見られるだろうか」と不安そうに話していた。