慶応大のチームが昨年末、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った細胞を脊髄損傷の患者に移植する世界初の手術を行った。脊髄損傷による障害のある県関係者からは、再生医療技術の確立へ大きく前進したと歓迎する声が上がった。一方、要介護度の格下げで介護サービスが下がるのを懸念する声もある。

 「生きている間に実現するのは難しいと思っていた。まさかこんなに早く臨床試験にこぎ着けるとは」。