ひな人形の飾り付けイベントを開いている県内外の団体が集う「全国ひな祭りサミット」が2016年3月、勝浦町で開かれる。サミットの開催は全国初で、町などが町制60周年記念行事の一環として企画した。県外の団体と交流を深めるとともに、町の名物イベント「ビッグひな祭り」を全国にアピールするのが狙い。
サミットの日程は、ビッグひな祭り期間中の3月26日から2日間。ひな祭りを研究している国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)の山田慎也准教授が基調講演し、参加団体が活動報告したり意見交換したりする。
参加者はビッグひな祭りのほか、民家の軒下や商店街をひな人形で飾る「おひな街道」なども視察する。
今月8日、ビッグひな祭りを運営するNPO法人阿波勝浦井戸端塾や町、町商工会などがサミットの実行委員会を立ち上げた。ビッグひな祭りを開いている千葉県勝浦市の団体など約50団体に参加を呼び掛けることにしている。
実行委の稲井稔会長(75)=同町三渓、井戸端塾理事長=は「県外で開かれている催しの良い部分を学び、取り入れたい。同時に勝浦がビッグひな祭り発祥の地であることもPRできれば」と話す。
勝浦町のビッグひな祭りは1988年4月に始まった。イベントの規模は年々大きくなり、高さ8メートルのピラミッド型の巨大ひな壇と3万体を超える人形の飾り付けで、全国的にも有名になっている。
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