鳴門市文化会館は8月、同市在住のお笑い芸人ずばり!タコ介さん(40)=本名・山本大介=を講師に、市内の小学生向けの体験教室「夏休み笑楽校(しょうがっこう)」を開く。ユーモアを交えた指導で阿波踊りや工作を楽しむ内容。指定管理者を務める吉本興業グループが、所属タレントによる地域活性化事業の一環として初めて企画した。
計4回実施し、第1弾として8月6日午前10時から阿波踊り教室を開く。地元の鳴潮連に所属するタコ介さんが、持ち芸の「タコ踊り」も披露しながら指導し、自分の個性を体で表現することの楽しさを伝える。参加者は、同9日に市文化会館である吉本新喜劇の公演前に、学んだ成果を舞台で発表する。
このほか、辛いうどんや酸っぱいうどんを食べた時の面白い表情をつくる「うどんでリアクション教室」(26日)、うどん生地で動物を作る工作教室(27日)、なると金時で芋版を作る版画教室(29日)を実施する。
タコ介さんは鳴門高校を卒業後、吉本興業グループのタレント養成所に入り、在学中に漫才コンビ「四次元ナイフ」を結成。漫才コンクールで優勝するなど注目されたが、2011年にコンビを解散した。現在は鳴門市の実家のうどん店で働きながら月1、2回、ピン芸人として大阪の舞台に出演している。
吉本興業グループが本年度から5年間、指定管理者となったのを機に市文化会館の「専属芸人」となった。タコ介さんは「クラスの人気者も引っ込み思案の子も、さらに元気になる教室にしたい」と話している。
笑楽校は参加無料。定員は各回20人程度で、阿波踊り教室は今月24日、他は8月20日までに申し込む。問い合わせは同館<電088(685)7088>。