土用干しのためハウス内に広げられた梅=吉野川市美郷田平

 梅の産地・吉野川市美郷で20日、梅の土用干しが始まった。作業が行われているビニールハウス内には淡い黄色の梅の実が広げられ、甘酸っぱい香りを漂わせている。
 
 田平地区の加工施設では、栽培農家でつくる「美郷梅工房」の会員5人が、約1カ月塩漬けにした小梅「竜峡(りゅうきょう)」約3トンをパレットに広げ、ハウス内に並べた。干しむらができないようにひっくり返しながら、5日間天日干しする。梅酢とシソとともに3カ月漬け込み、11月上旬に赤い梅干しが完成する。
 
 工房の藤村和行会長(61)=同市美郷古井=によると、3月の雨などが影響し、梅の収穫量は例年より2トン少ない。藤村会長は「幸い品質が良かった。おいしい梅干しにしたい」と話している。
 
 梅の実は土用干しすることで、実の型崩れを防ぎ、保存性を高める。