高架橋下部工事が進む四国横断自動車道の建設現場=小松島市前原町

 徳島自動車道と連結し、県都から南へ伸びる四国横断自動車道の徳島東インターチェンジ(IC、仮称)-阿南IC(仮称)間(17・7キロ)で用地取得や建設が進んでいる。約70%で用地取得を終え、橋脚やトンネルが姿を見せ始めた。開通時期は未定だが、県南へのアクセスが格段に向上されるため、運送業界などからは早期開通を望む声が高まっている。
 
 徳島東IC-阿南ICは2008年に着工。国が事業費約1400億円の4分の3、県が4分の1を負担し、開通後は無料となる高規格幹線道路だ。現在は小松島IC(仮称)-阿南IC間で橋の下部工事やトンネルの掘削が進んでいる。徳島東IC-小松島IC間では本年度から徳島市のマリンピア沖洲で工事が始まる。全体の進捗(しんちょく)率は24%(事業費ベース、3月末時点)。
 
 また現行計画には入っていないが、同市津田地区の利便性向上に向け、県は津田海岸町に追加ICの設置を検討している。
 
 徳島東IC-阿南ICが開通すれば、徳島-阿南両市役所の所要時間は現在の56分から39分に短縮される。工事の進展に伴い関心が高まっているのが開通時期だ。
 
 国土交通省はこれまで具体的な時期を示していないが、徳島東ICから北側の西日本高速道路が整備する徳島ジャンクション-徳島東IC(4・7キロ)の開通が19年度中に予定されていることを踏まえ「徳島東IC-阿南ICも遅れないよう間に合わせたい」(徳島河川国道事務所)としている。
 
 高速道路の開通時期は、開通の5年程度前に発表されるケースが多い。国が徳島東IC-阿南IC間の開通予定を19年度と見込んでいるなら、既に残り5年を切っていることになる。
 
 早期完成を要望し続けている阿南市高規格道路等建設促進期成同盟会の平尾勲雄会長は「多くの企業が立地する阿南市にとって、渋滞解消や物流の迅速化につながるためメリットは大きい」と強調。県トラック協会の粟飯原一平会長も「徳島県の発展には、企業が集積する阿南市へのアクセス向上が不可欠。完成を急いでもらいたい」と話している。