徳島県は2日、新型コロナウイルスに1日当たりで過去最も多い168人が感染したと発表した。感染者が100人を超えるのは8日連続。約4割の67人が家庭内で感染していた。151人が軽症、17人が無症状という。児童等利用施設に関連するクラスター(感染者集団)も1例認定し、今年に入ってからの発生は28例となった。
児童等利用施設では、職員2人と利用者1人、職員の家族2人が陽性と判明し、これまでに感染した5人と合わせて10人規模のクラスターとなった。この施設は5日まで臨時休業する。児童等利用施設でのクラスターは、今年に入り計7例確認されている。
1日にクラスターと認定された医療機関の職員の家族2人も感染し、規模は14人となっている。城東高でも生徒3人と生徒の家族2人の陽性が新たに分かり、関連する感染者は計19人に上った。クラスターに関連する感染者計20人のうち11人は2次感染で、その全員が先に感染した陽性者と同居する家族だった。
学校関係の感染者は小学生12人、中学生6人、高校生9人、大学生3人、小学校の教職員2人、高校の教職員1人。2日時点で16校(小学校7校、中学校4校、高校5校)が休校している。
徳島市職員2人、県と県警、徳島地検の職員各1人の感染も分かった。
居住地の内訳は徳島市76人、阿南市16人、鳴門市15人、阿波市8人、勝浦町、藍住町各7人、三好市6人、小松島市、吉野川市、美馬市、松茂町各5人、海陽町4人、板野町3人、石井町、北島町各2人、神山町、東京都各1人。
入院患者は83人で、病床使用率は31・6%。直近1週間の新規感染者数1043人(1月26日~2月1日検査分)、療養者数1084人、自宅療養者数776人、PCR陽性率18・8%の4項目で過去最高値を更新した。感染者の累計は累計5151人となっている。