スジアオノリを振りかけたお好み焼きを試作する田村組合長=徳島市北田宮1の市第一漁協

 徳島県産が全国生産量の大半を占めるスジアオノリにもっと親しんでもらおうと、徳島市第一漁協の生産者がPR活動に乗り出した。第1弾として、24~26日に同市の吉野川橋南岸河川敷広場で開かれる「吉野川フェスティバル」(NPO法人新町川を守る会主催)に初めてブースを出展。スジアオノリの魅力を紹介し、特産品としての知名度向上を目指す。
 
 スジアオノリはアオノリ類の最高品種で、高級菓子や和食などのさまざまな料理に使われる。県内生産量は年間60~80トンで、全国シェアの90%以上を占める。第一漁協では、組合員37人が吉野川河口で養殖し、生産量は年間約30トンに上る。
 
 ただ、特産品としての県民の知名度はスダチやワカメに比べると低い。第一漁協は、生産量維持や後継者育成には認知度向上と消費拡大が課題として、周知を図ることにした。
 
 フェスでは、特徴が際立つようにと、粉末状にしたスジアオノリをふんだんに振りかけたお好み焼きを販売。味を引き立てる上品な香りや豊かな風味を味わってもらう。価格は400円。
 
 第一漁協の田村弘則組合長(45)は「口の中でさらりと溶ける独特の感覚も味わってほしい。スジアオノリの良さをしっかりと発信し、消費の拡大につなげたい」と意気込み、今後もPR活動を続けることにしている。