日本で初めての人権宣言とされる「全国水平社創立宣言(水平社宣言)」から3月3日で100年を迎えるのに合わせ、徳島県内の人権団体が講演会やパネル展などを企画している。部落差別の解消を目指した宣言から1世紀がたっても、インターネットの差別書き込みなど、さまざまな人権侵害が後を絶たない。団体関係者は「若い世代が宣言の理念について考えるきっかけにしてほしい」と呼び掛けている。

 県立人権教育啓発推進センター・あいぽーと徳島(徳島市東沖洲2)は3月4日、「水平社宣言100年、今、求められること」と題した講演会を同市のアスティとくしま内のときわホールで開く…