徳島県は4日、2022年度当初予算案を発表した。一般会計は21年度当初を92億7900万円(1・8%)上回る5239億8000万円で、13年連続増となった。国の補正予算を受けた21年度2月補正予算案140億2229万円も示した。国と同様に当初と21年度11月補正、2月補正を合わせた「16カ月予算」として編成し、総額は5604億1920万円となった。
新型コロナウイルス対策と人口減少、防災・減災の三つの課題解決に向け、デジタル技術で社会を変革する「デジタルトランスフォーメーション(DX)」と再生可能エネルギーの活用を進める「グリーントランスフォーメーション(GX)」の関連事業に予算を重点配分した。
新型コロナ対策の当初予算は269億1241万円で、16カ月としては366億6030万円。ワクチン接種や入院病床確保といった事業を継続しつつ、オンライン診療を導入するための補助などを盛り込んだ。コロナ収束後を見据えた経済対策にも取り組む…
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