高松地方気象台は24日、四国地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より6日遅く、昨年より4日遅い。
 
 24日午前の県内は高気圧に覆われて晴れ、気温が上昇。正午までの最高気温は那賀町木頭出原33・5度、三好市池田町32・0度、徳島市29・6度などとなっている。向こう1週間も高気圧に覆われておおむね晴れる見込み。
 
 梅雨明けの青空の下、鳴門市撫養町では特産なると金時の収穫が盛んだ。約3ヘクタールの畑で栽培している原田啓作さん(33)=同市里浦町粟津=は、パラソルで強い日射を遮り、丸々と育った赤紫色のサツマイモを掘り出していた=写真。
 
 徳島地方気象台によると、梅雨入りの6月3日から7月23日までの県内の降水量は、那賀町木頭出原1191・0ミリ(平年625・9ミリ)、上勝町福原旭で1127・5ミリ(550・3ミリ)、徳島市548・5ミリ(293・8ミリ)など、軒並み平年を上回った。