児童の虐待死で一番多いのが、産声をふさがれて亡くなる「0歳0カ月0日0時間児」。いくら相談窓口を充実させても、母子手帳すら取りに行けない孤立した妊婦がいる。命懸けで産んだわが子を殺してしまう「世界一悲しい犯罪」をなくし、子どもが幸せに生きられるような社会をつくることが立法府の責任だ。