阿波踊り振興協会の総踊り=2017年8月、南内町演舞場

 徳島市の遠藤彰良市長は26日の定例会見で、同市の阿波踊り(8月12~15日)に関し、阿波おどり振興協会の合同連が南内町演舞場で毎年披露している総踊りを今夏は中止すると明言した。市長は「一般向けのチケット発売日(7月1日)が迫っており、検討の余地はない」とした。

 今夏は阿波おどり実行委員会が、有料4演舞場のチケット販売率向上に向け、フィナーレで複数の有名連による踊り込みを行うことを決めている。市長は、この新たな試みに伴う中止であるとした上で「有名連が連続で出てくるので、大きな目玉になると思っている」と述べた。

 報道陣から自身の総踊りへの見方を問われると、「ぎゅうぎゅうになってみんなで同じように手を上げて踊るのは、阿波踊りではないという声も聞いている」などと言及。一方で、総踊りファンが多いことにも触れ「総踊りを完全に否定するわけではなく、しっかり検証し、必要なら来年以降は(中止の方針を)変えるかもしれない」と語った。

 振興協会が独自に総踊りを行うことを検討している問題への質問も相次いだが、「現時点では振興協会から要望はない。(各演舞場への)張り付けもお知らせしており、協力していただきたい」と強調した。