地域住民らが「古代ハス」を栽培する鳴門市瀬戸町大島田の休耕田で25日、交流イベント「古代ハスまつり」(大麻町商工会主催)が初めて開かれ、市内外の見物客やレンコン農家らでにぎわった。
約16アールの水田に咲いたハスの花は、県内を通過した台風11号の影響で傷んでいたものの大きな葉は無事だった。来場者はハスの茎をストロー代わりにしてジュースを飲む「象鼻杯」を体験したり、開花を控えたつぼみの写真を撮ったりして楽しんだ。
来場者に古代米のおにぎりやそば米雑炊が振る舞われたほか、アマチュアカメラマンによる古代ハスの写真品評会もあった。
象鼻杯に挑戦していた錦野紗織さん(23)=小松島市芝生町網干、学校職員=は「おいしく飲めるこつがつかめました」と笑顔で話していた。