元AKB48チーム8徳島県代表の濵松里緒菜さん(26)=徳島市出身=が、日韓8人組ガールズユニット「PoshGirls(ポッシュガールズ)」として活動している。2017年7月にAKB48を卒業後、ソロアーティスト活動を経て、21年8月に韓国でKーPOPデビューした。今年からは日本での活動も本格化させる。4年ぶりにアイドル再デビューを果たした濵松さんに、韓国デビューのきっかけや今後の意気込みなどを語ってもらった。

日本で初ライブを行う濵松里緒菜さん(右から2人目)ら「PoshGirls」の日本人メンバー(No.1 Media Japan提供)

 「幼い頃からグローバルに活躍するのが夢だった」という濵松さん。「PoshGirls」は日本人と韓国人各4人の混成ユニットで、日韓を股に掛けて活動し、両国の懸け橋になることが目標だ。韓国デビューのきっかけについて「中学校の頃、韓国ガールズユニット『少女時代』に一目ぼれして以来、KーPOPが大好きだったんです。そんなKーPOPが今や世界へ進出している時代になった。いつか韓国で活動できたらという気持ちがあった」。

 濵松さんは10歳で徳島に移住するまで米国で過ごしており、以前から海外志向が強かった。AKB卒業後はソロアーティストとして地元徳島だけでなく、タイやマレーシア、シンガポールへも活動の場を広げる一方で、韓国でデビューする機会をうかがっていた。

「PoshGirls」で韓国デビューを果たした濵松里緒菜さん(No.1 Media Japan提供)

 そんな中、20年7月に現在の所属事務所「No.1 Media」が配信形式で実施したKーPOPガールズグループ日本人選抜メンバーオーディションに参加。ファン人気投票ランキングで1位を獲得するなどして合格した。濵松さんは「AKBでの活動を通して、歌やダンスで表現することを心から楽しめるようになり、その経験が生かされた」と話す。

 新型コロナウイルスの影響で紆余(うよ)曲折があった韓国デビューを振り返り、「他のメンバーと合流できたのが、デビューまであと約2カ月しかない5月末。レッスンは隔離明けすぐで、急に激しい運動をしたので、酸欠で頭が真っ白になって倒れそうになることもあったんですよ。でも、同じ目標を持つメンバーが居たから頑張れた」。

 オーディション合格者と一緒に過酷なトレーニングを乗り越えて絆を強めながら、「人生で最高の瞬間だった」(濵松さん)という念願の韓国デビューを果たした。それと同時にミニアルバムも発売し、既に現地ではテレビ出演やライブ活動などを行っている。

オンラインインタビューに応えた濵松里緒菜さん(左から2人目)と、他の日本人メンバー=東京都内

 濵松さんは日本のアイドル活動との違いに関して「ダンスのレッスンがとにかく厳しい。振り付けは指先まで気を使い、腕の角度や上げ下げのタイミングがピッタリと合うように細かく指導される」と説明する。

 しかし、幼い頃にフィギュアスケートを習い、AKB在籍時にはダンスの表現力に定評があった濵松さんは「常に完成度の高いパフォーマンスを追求するKーPOPのダンスの方が私には合う」と感じている。「AKBを卒業したのも、もっと成長したかったから。今はいろんなことに挑戦できる環境にあるし、まだゴールが見えない。今が一番充実している」

 今年からは、韓国が中心だった昨年と違って日本での活動も本格化。ついに日本でも2月22日に大阪、25日に東京でお披露目ライブを行う。濵松さんは「『やっと日本の皆さんに会える』という気持ちでいっぱい。AKBやソロの頃からバージョンアップした私を見てほしい」とアピール。「日本人と韓国人が半々というKーPOPには珍しいメンバー構成を生かし、今年は日本での活動を頑張っていければ。NHK紅白歌合戦に出演できるぐらいに、いろんな人に知ってもらいたい」と力を込める。

日本でのお披露目ライブが2月22日に大阪・梅田、25日に東京・新宿で行われる

 今回のライブは、新型コロナ禍の影響で日本人メンバー4人だけでのパフォーマンスとなるものの、日本での記念すべき初ライブに向けて、初披露となる4人バージョンのダンス練習に日々励んでいる。

 濵松さんは今後の活動について「メンバー全員で目標にしている全米ビルボードチャートでのランクインを目指したい。既に道を切り開いてくれているBTSの後に続けるようになれたら」と語った。

 徳島のファンへ向けては「小さい頃から地元の皆さんが応援してくれているので、日々頑張らなきゃと思っています。今回のライブは大阪と東京だけなんですけど、いつか絶対に徳島でもしたいので、私も頑張り続けます。私は阿波踊りに毎年行っていたので、コラボみたいなこともできればうれしいし、今後は徳島と韓国の懸け橋になりたい」とメッセージを送った。