徳島県は16日、新型コロナウイルスに感染した251人について詳細を発表した。このうち、児童1人がこれまでに感染が確認された児童5人と同じ小学校に通っており、クラスター(感染者集団)が発生したと認定した。70代男性1人に肺炎の症状があり、中等症。軽症が222人、無症状が28人という。
小学校でのクラスターは県内3校目。児童6人は同じクラスで、児童の家族1人を含めて7人の規模となっている。これまでに発生したクラスター5例でも、新たに計10人の感染が確認された。
学校関係の感染者は小学生26人、中学生6人、高校生9人、大学生など8人、専門学校生2人、小学校教職員3人。16日時点で12校(小学校9校、中学校1校、高校2校)が休校(学級、学年閉鎖含む)している。吉野川市議1人の感染も分かった。
居住地は徳島市134人、鳴門市15人、阿波市13人、阿南市12人、北島町11人、吉野川市9人、松茂町、板野町各8人、藍住町7人、美馬市、石井町各6人、小松島市、上板町各5人、つるぎ町4人、三好市、牟岐町、東みよし町各2人、海陽町、兵庫県各1人。
入院患者は91人で、病床使用率は34・6%。自宅療養者は1181人となっている。