三好市の祖谷地方を舞台にした映画「祖谷物語-おくのひと-」がDVD化され、8月4日に全国発売される。映画本編のほか、祖谷でのロケ風景を撮影したメーキング映像も収録。発売日には、メガホンを取った同市出身の蔦哲一朗監督(31)によるトークショーなどの記念イベントが徳島市で開かれる。
祖谷物語は、山奥に住む女子高生と祖父の暮らしを中心に、都会から来た青年との交流や開発問題などを通して人と自然が共生することの大切さを描いている。2011年秋から12年夏まで祖谷地方の山林や空き家などで撮影された。
全国50カ所以上で上映され、ノルウェーのトロムソ国際映画祭で最高賞、日本映画批評家大賞で新人監督賞を受賞するなど国内外で高い評価を得ている。
4日は徳島市の紀伊國屋書店徳島店でトークショー(午前11時~)、平惣徳島店でサイン会(午後3時~)がある。蔦監督は「映画を通じて魅力的な祖谷を多くの方に知ってもらえたらうれしい」と話している。
本編2時間49分。蔦監督が学生時代に製作した未公開作品「サミルガー」(20分)も収録している。販売元はポニーキャニオン。価格はDVDが3800円、ブルーレイが4800円。問い合わせはニコニコフィルム<電080(5455)6296>。
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