戦後復興期や高度成長期の徳島の風景を写真で振り返るパネル展「写真でたどる徳島 70年の記憶」(徳島新聞社、阿南市主催)=写真=が27日、阿南市役所で始まった。8月10日まで。

 1945年7月の徳島大空襲で焼け野原となった徳島市街をはじめ、国鉄・鍛冶屋原線があった62年当時の板野駅周辺の航空写真や、国道にロータリーが設けられていた65年ごろの徳島市元町周辺の風景を収めた写真約40枚が並ぶ。

 防波堤がなかった頃の北の脇海水浴場や建設中の津峯スカイラインなど阿南市内の写真もあり、多くの来庁者や市職員が見入っていた。同市柳島町南別当の前川健さん(85)は「当時を思い出しますね」と懐かしそうだった。

 写真展は9月1~10日に美馬市役所、同12~23日に鳴門市のキョーエイ鳴門駅前店でも開かれる。いずれも入場無料。