再生可能エネルギー大手のレノバ(東京)と森林管理会社のフォレストバンク(徳島市)が、徳島市渋野町で生育が早い「早生樹」の試験植林に取り組んでいる。市内で進めている木質バイオマス発電の低コスト化が目的。4年後の伐採を目標に、生育状況などを調べる。

 植林はレノバの「早生樹エネルギー植林プロジェクト」の一環。同社によると、木質チップに用いるスギは伐採できるまで育つのに数十年かかる。一方、早生樹は2~5年程度に短縮でき、伐採しても再生することから新たな植林をする必要がなく、発電コストを大幅に削減できるという…