27日の徳島県内は高気圧に覆われて強い日差しが照り付け、気温が上昇した。美馬市穴吹町で午前11時47分に6月の観測史上1位となる35・5度(平年28・7度)を記録し、今年初めての猛暑日(最高気温35度以上)となった。
徳島地方気象台によると、全8観測地点のうち5地点で30度を超えた。徳島市では34・9度と平年を7・4度上回り、徳島駅前ではハンカチで顔を拭ったり、日傘を差したりする人の姿が目立った。
徳島新聞の午後7時時点のまとめでは、吉野川市と藍住町で高齢女性2人が熱中症やその疑いで病院に搬送された。
28日は湿った空気の影響で雲が広がりやすいものの、徳島市の気温は33度まで上がる見込み。