2016年に計画されている阿波踊りパリ公演のプレイベントが今年9月30日~10月2日、現地で開かれる。有名連の踊り子らが中心市街地などで乱舞を披露するほか、市民向けの踊り教室も開いて本番をPRする。今年の徳島市の阿波踊り(8月12~15日)には、パリで日本文化を広めている団体が視察に訪れる。
 
 プレイベントは日仏の関係者でつくる「阿波踊りパリ公演実行委員会」が主催し、県阿波踊り協会と阿波おどり振興協会の踊り子ら32人が参加する。
 
 9月30日に現地の行政関係者やメディア、パリ公演のスポンサーらを招いたパーティーが日本大使館であり、阿波踊りを披露する。10月1日には日本文化の発信拠点・パリ日本文化会館で、市民ら約100人を対象に踊り教室を開催。2日はパリで最も歴史があるヴォージュ広場で乱舞を繰り広げ、市民に阿波踊りをPRする。
 
 パリを訪問する県阿波踊り協会の岡秀昭副会長(74)は「阿波踊りの楽しさを伝えたい」、振興協会の山田実理事長(62)は「踊りを通じて交流を深めることができれば」と意気込んでいる。
 
 徳島市の阿波踊りを視察するのは、パリで日本文化を伝えている団体「繋(つながり)太鼓センター」の米村ボナン鮎子さん(31)と夫のボナン・コラさん(41)ら3人。徳島市観光協会の招待で来県し、11日に前夜祭、12日に演舞場で踊りを観覧する。
 
 パリ公演は、15年5月に市庁舎やノートルダム大聖堂があるパリ4区の通りを舞台に有名連の踊り子ら約200人が踊りを披露する計画だったが、フランスで相次いだテロ事件の余波で1年延期した。