徳島県は21日、10歳未満~80代の男女228人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新たに児童等利用施設と小学校、社会福祉施設でクラスター(感染者集団)が計3例発生したと認定。入院治療中だった60代と80代以上の患者2人が20日に亡くなったと公表した。うち80代以上の患者の死因は新型コロナとは別の疾患という。県内の死亡者は累計73人となった。
新たなクラスターは、児童等利用施設で利用者と職員の計6人(21日発表分は2人)、小学校で児童5人(同1人)、社会福祉施設で利用者と職員の計6人(同5人)の感染が確認された。県内のクラスターは累計で117例となり、うち半数超の59例が1月以降に発生している。
学校関係の感染者は、小学生29人、中学生8人、高校生6人、大学生5人、専門学校生2人、小学校教職員1人。未就学児は26人。21日時点で39校(小学校27校、中学校8校、高校4校)が休校(学級・学年閉鎖含む)している。
症状は軽症が199人、無症状が29人という。
1日当たりの感染者数が200人を超えるのは6日連続で、自宅療養者は過去最多の1457人に上っている。入院患者は87人で病床使用率は33・1%。重症者用病床の使用はゼロとなっている。県内の感染者数は累計8922人となった。