阿南市陸上競技協会は創立50周年を迎えたのを機に、記念誌「限りなき成長をめざして」(A4判、145ページ)=写真=を発刊した。主に市内で開かれた大会の記録や写真などをまとめ、半世紀にわたる市の陸上競技の歩みを振り返った。
協会が発足した1965年から今年までの小中学校陸上大会の記録や写真をはじめ、種目記録、歴代表彰者、高校や企業の陸上部の戦績などを掲載。現役選手や過去に活躍した選手、陸上教室の指導者ら約50人が陸上競技の思い出などについて寄稿した。
徳島駅伝は55年の第1回大会から紹介している。62年の第8回大会では「ベテラン、若手の歯車がかみ合い、総合5位と初の入賞を果たした」、2015年の第61回大会では「毎月スタッフ会議を開催し、入念な計画と情報の共有を図ってきた」などと記している。
同協会は13年6月に記念誌の準備委員会を発足。協会の横手美男会長(68)=同市見能林町かご谷=が中心となり、編さんしてきた。横手会長は「節目を迎え、後世に記録を残したいという思いがあった。陸上競技の発展に役立てば」と話している。
記念誌は県内の各陸上競技協会、市内の小中高校や公民館などに配った。希望者は1部千円で購入できる。問い合わせは横手さん<電090(7783)0093>。