地方自治の意思決定の場に女性が著しく少ない状況が変わらない。現職の女性議員からは「女性が政治に参画する土壌がない」との声が上がり、多様な声を議会に届ける意義が地域社会に浸透していない実情が浮かぶ。一方、地方議員のなり手不足への危機感から、女性が政治を志しやすい環境整備も徐々に進んでいる。

 女性議員1人の状態が2015年から続く山梨県議会。19年選挙では女性6人が出馬し、当選は1人だった…