波打ち際で水を掛け合って遊ぶ子どもたち=徳島市の小松海岸

波打ち際で水を掛け合って遊ぶ子どもたち=徳島市の小松海岸

 30日の徳島県内は午後も気温が上昇し、徳島市で午後2時56分に県内の今季最高となる35・8度を観測した。美馬市穴吹町でも35・4度に達し、猛暑日となった。
 
 徳島地方気象台によると、最高気温は那賀町木頭出原34・5度、三好市池田町34・1度、美波町33・8度など。各地で平年を1・9~3・8度上回り、県内7地点で今季最高を更新した。
 
 徳島市川内町の小松海水浴場では、強い日差しが照り付ける中、子どもたちが泳いだり水を掛け合ったりして歓声を上げていた。両親や友達ら7人と訪れていた中西由奈さん(6)=石井町高原=は「海で遊ぶのは初めて」と大喜び。一緒にはしゃいでいた池北成汰君(5)=同=は「水が冷たくて気持ちいい」と笑顔で話した。
 
 徳島新聞の午後8時のまとめでは6市町で12人が熱中症とみられる症状で搬送された。
 
 31日も高気圧に覆われ、最高気温は徳島市で35度まで上がる見込み。気象台は熱中症に注意するよう呼び掛けている。