県観光磯釣渡船協同組合は30日、南海トラフ巨大地震を想定した津波避難訓練を牟岐町沖の牟岐大島周辺で行い、渡船業者をはじめ徳島海上保安部美波分室や県釣連盟の関係者ら約40人が災害への備えを確認した。
地震発生を受け、牟岐大島の湾内に待機していた渡船15隻が周辺の5カ所の磯へ。釣り客9人を乗せ、5分ほどで沖合に避難した。参加者はこの後、自動体外式除細動器(AED)の使い方を学んだ。
牟岐大島周辺は年間約6千人が訪れる磯釣りのメッカ。訓練は釣り客の安全を守ろうと2012年に始めた。山下美(み)敏(とし)理事長(62)=同町中村=は「町で震度5強を観測した2月の地震でも速やかな避難ができ、成果が出てきている。今後も訓練を重ねたい」と話していた。
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