美波町山河内の休耕田を活用した「芙蓉の郷 白沢村」で、約2千本のアカバナフヨウが一面に赤い大輪の花を咲かせている。
アカバナフヨウはアオイ科の園芸用交配種で、地元で園芸業を営む秋山久雄さん(71)が、自宅前の休耕田45アールで丹精込めて育てている。直径15センチほどの鮮やかな赤い花々が、田んぼを埋め尽くすように咲き誇っている。
一つの花が朝から夕方まで咲く「一日花」だが、1本当たり十数個のつぼみを付けるため、開花期間が長いのが特長。見頃は8月20日すぎまでで、10月末まで楽しめる。
近くの別の休耕田10アールではニシキゴイ1万匹も飼育しており、無料で観賞できる。
秋山さんは「緑に囲まれた静かな山あいで色鮮やかな風景を楽しんでほしい」と話している。