東京電力福島第1原発事故で不便な生活を強いられている福島県の子どもたちが、2日から徳島県に滞在し、川遊びや阿波踊りを満喫している。7日まで徳島の自然や住民との交流を楽しむ。
訪れているのは小学生以下の子ども16人と保護者12人。4日は美波町の日和佐川で、日和佐小の児童約20人と川遊びをした。泳いだりカヌーに乗ったりして大はしゃぎだった。郡山市清水台1の金透小6年野崎莉功君(11)は「川は冷たくて気持ちよかった。楽しい夏休みになった」と笑顔で話した。
一行は3日に徳島市でひょうたん島クルージングや阿波踊りを体験したほか、5日以降はとくしま動物園(徳島市)、月見ケ丘海水浴場(松茂町)などに訪れる。
脱原発を訴える市民団体「さよなら原発徳島実行委員会」が、夏休みに徳島で屋外の遊びを楽しんでもらおうと、2012年から招待している。今年で4回目。
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