全国のシンボル木を植えた「棟の大師堂公園」を歩く住民ら=東みよし町東山

 東みよし町東山の住民団体「東山みどりを守る会」が、香川県境に近い東山峠(標高約640メートル)に、徳島など44都府県のシンボル木を植えた公園を造った。間伐材を使った休憩所も設けており、地区のにぎわいづくりにつなげる。
 
 メンバーが管理する山の斜面約90アールを整備。徳島のヤマモモをはじめ、長野のシラカバ、青森のヒバなど約1500本が植わっている。旧三好町の木だったサザンカや桜、カエデなどもある。県の森づくり事業などを活用し、2014年から苗木を1種類当たり10~50本ずつ植えてきた。
 
 入り口近くには、ヒノキや杉を用いた約20平方メートルの休憩所を造った。三好東部森林組合から間伐材を提供してもらい、メンバーが手作業で仕上げた。敷地内の植樹用の作業道約3キロを遊歩道として開放しており、県境の山々を一望することができる。
 
 峠の安全な通行を願って石仏を祭ったという言い伝えから「棟の大師堂公園」と名付けた。16年中に北海道のエゾマツなど残る3道県の木を植え、全都道府県の木をそろえる予定。樹木名と都道府県名のプレートや遊歩道の案内看板を設置することも検討している。
 
 「地区を訪れてもらうきっかけに」と公園造りを発案した長原義文会長(66)は「町民が親睦を深める場にしたい。地域の財産になれば」と話している。