インターンシップで警察官からパトカーの車内設備の説明を聞く学生たち=県警本部

 徳島県内の大学生が警察官の仕事を体験するインターンシップが5日、県警本部で始まった。県警が学生の職業体験を受け入れるのは初めて。交番勤務や鑑識作業などを体験することで警察の仕事に理解を深めてもらい、減少傾向にある警察官志望者の増加につなげるのが目的。7日まで。
 
 参加したのは、県警の呼び掛けに応じた徳島大、徳島文理大、四国大の3年生13人。
 
 5日午前、職業体験を前に行われた説明会では、岡崎史朗警務課長が「警察官は命の危険もあるが、やりがいのある仕事。3日間でさまざまな業務を知ってほしい」とあいさつ。学生は3日間の体験内容やスケジュールなどを教わった後、警察官からパトカーの車内設備について説明を受けた。
 
 徳島大3年の一万田郁仁さん(20)は「いつも目にする警察官がどんな仕事をしているのか興味があった。職業選択の参考にしたい」と話した。
 
 期間中は交番を見学したり、指紋を採取する鑑識作業を体験したりする。自転車の交通マナーの指導など、交通課に所属する警察官の仕事も教わる。
 
 5、6の両日には、学生が防犯や交通安全キャンペーンを企画するワークショップの時間も設けられており、県内の治安情勢をまとめた冊子や警察官の話を参考に、県民への効果的な啓発方法を考える。
 
 学生が企画したキャンペーンは、最終日の7日に徳島駅前で実施する。
 
 警務課によると、警察官志望者は減少傾向。2014年の受験者数は457人(倍率2・3倍)で、04年の受験者数1254人(同7・7倍)と比べると800人近く減っている。