徳島バスは5日、県庁で開かれた県生活交通協議会個別路線対策検討会で、県内で運行している路線バス8路線について、2016年4月からの一部系統廃止などを盛り込んだダイヤ改正案を示した。輸送人員の減少による収支悪化を理由としている。関係市町からは系統の存続を求める声が上がった。
 
 改正案によると、廃止するのは鳴門、鴨島、高原、覚円、勝浦、橘、丹生谷の7路線のうちの8系統。このうち、覚円、丹生谷両路線の2系統は運行ルートを短縮し、新しい系統を設ける。7路線に石井循環線を加えた8路線で1日27往復(平日)が減便となり、停留所39カ所が廃止となる。
 
 検討会は非公開で行われ、徳島バスの担当者が、路線バス事業では国や自治体から補助金を受けても輸送人員の減少で年間7千万円から2億円の赤字が発生していることや、公営バス事業の受託路線事業の増加でドライバー不足が深刻化していることなどを説明。改正案への理解を求めた。
 出席した10市町からはいずれも「通学や通院に支障が生じる」などとして、存続を要望する声が上がったという。
 
 路線ごとに事情が異なることから、今後は各市町がより詳細なバスの利用実態を把握した上で徳島バスと協議を重ねる。