【上】初日から多くの人が訪れた高野山1200年至宝展=そごう徳島店【下】開展式でテープカットする関係者=そごう徳島店

 高野山開創1200年を記念し、弘法大師空海ゆかりの名品を集めた「ふれる空海 高野山1200年至宝展」(徳島新聞社など主催)が8日、徳島市のそごう徳島店で始まった。23日まで。高野山に伝わる仏像や名筆など貴重な文化財が数多く並んでおり、大勢の来場者が丹念に見て回っていた。

 展示されているのは、金剛峯寺所蔵の名宝「弘法大師坐像(ざぞう)(萬日大師)」(木造、高さ83・5センチ)、国重要文化財「両界曼荼羅(まんだら)図(血曼荼羅)」(約4メートル四方)の原寸大複製など約40点。大塚国際美術館(鳴門市)の陶板壁画を手掛ける大塚オーミ陶業(大阪市)が複製した陶製の弘法大師坐像も飾られ、直接触れることができる。

 開展式には、高野山真言宗の添田隆昭宗務総長や共同通信社の福山正喜社長ら約50人が出席した。添田宗務総長が「宗教家にとどまらず、書家など多彩な才能を持ち合わせた弘法大師さまを一人でも多くの人に知っていただきたい」などとあいさつした後、関係者がテープカットした。

 四国八十八カ所霊場巡りなどのため県内を訪れていた兵庫県川西市の主婦喜田和代さん(60)は「高野山の寺宝には以前から興味があった。直接見ることができ、夢がかなった」と喜んでいた。

 入場料は一般・大学生600円、高校生300円、中学生以下無料。四国八十八カ所霊場の各札所から集めた砂を踏みながら、本尊の掛け軸を拝む「お砂踏み」のコーナーもあり、別途400円が必要。