釣り上げたチヌを持つ渡邉さん=6月28日、高知県宿毛市(渡邉さん提供)

 藍住町徳命、農業渡邉弘将さん(38)が、高知県宿毛市で開かれたチヌ釣りの大会「宿毛『チヌ』パラダイスカップ決勝大会」で優勝した。全国の名手が集うレベルの高い大会を制し「前回は2位だったのでうれしい」と喜んでいる。

 大会に出場するには、同市で事前に6回行われる予選のいずれかで上位に入賞するか、主催する市観光協会の推薦をもらう必要がある。

 6月下旬に開かれた今年の大会には、厳しい条件をクリアした10県の54人が出場。8時間の制限時間内に釣り上げたチヌ3匹の総重量を競った。協会推薦を得て出場した渡邉さんは5620グラムを記録し、2位に675グラム差をつけた。

 渡邉さんが海釣りを始めたのは22歳の時。父賢太郎さん(65)に誘われたのがきっかけで、20代後半からのめり込んだ。

 現場で出会った釣り人に話を聞いたり、本を読んだりしながら技術を高め、31歳で県釣連盟の大会に初出場。エサや仕掛けなどを状況に合わせ頻繁に変えるスタイルで好成績を残し続け、4年半で連盟の「第84代名人」となった。

 「全国にいる友人の釣り人と酒を飲むのが楽しみ」と笑う。4月には約2千人が参加した大手釣りメーカー主催の全国大会で準優勝するなど、全国的に名前が知られつつあるが「成績にはこだわらない」と、今後も気負わずに競技を楽しむつもりだ。