徳島県は11日、10歳未満~90代の男女216人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの感染者が200人を超えるのは2日連続で、1月以降の「第6波」での感染者が1万人を超えた。医療機関と会社でそれぞれクラスター(感染者集団)が発生したと認定。入院治療中だった70代の患者1人が10日に亡くなったと公表した。県内の死亡者は累計77人となった。
県内の感染者は累計1万3452人。1月以降の感染者は1万161人で、全体の7割以上を占める。第6波での死亡者は11人となっている。
11日にクラスターを発表した医療機関は入院患者2人と職員3人の計5人(11日発表分は1人)が感染し、8日から入退院を停止している。会社関連は社員5人とその同居家族1人の計6人(11日発表分1人)の感染が確認されている。
学校関係の感染者は小学生26人、中学生9人、高校生10人、大学生5人、大学院生と専門学校生各1人、小学校教職員2人。未就学児は21人だった。11日時点で27校(小学校20校、中学校2校、高校5校)が休校(学級・学年閉鎖含む)している。
家庭内感染は106人で、全体に占める割合は49・1%と過去最高となった。171人が軽症で、45人は無症状という。
11日時点で68人が入院しており、病床使用率は25・9%。重症者用病床は4人が入院し使用率は16・0%となっている。自宅療養者は1442人。