井上さん(左)から仕舞の基本動作について学ぶ参加者=徳島市の八万コミュニティセンター

 県内で能楽の普及に取り組む観世流能楽嘉風会が8日、徳島市の八万コミュニティセンターで能楽体験会を開き、住民ら約60人が古典芸能に親しんだ。
 
 名門井上家の11代当主井上裕久さんの長男で観世流シテ方の井上裕之真さん(24)=京都市在住=と、観世流シテ方師範の橋本ハル子さん(67)=徳島市八万町法花=が指導。参加者は「サシ込開」や「羽根扇」といった仕舞(しまい)の基本動作を学んだほか、2人が披露する仕舞「羽衣」を鑑賞した。
 
 能面についての説明もあった。能面を着けてもらった森彩葉ちゃん(5)は「前が見にくかった。それをかぶって舞っている能楽師はすごいと思った」と感心していた。
 
 体験会は、とくしま県民活動プラザの「NPOステップアップ事業」の一環で初めて開いた。