原爆投下時刻に合わせて鐘を突き、平和を願う参加者=小松島市松島町の光善寺

 長崎原爆の日の9日、小松島市で平和を願う行事があり、住民らが犠牲者の冥福を祈り、不戦の決意を新たにした。

 小松島市松島町の光善寺では、市内外の5人が本堂で読経し、投下時刻の午前11時2分に合わせて鐘を突いた。鐘の音が響き終わると静かに手を合わせ、祈りをささげた。戦争を知る世代の多田弘さん(79)=同市堀川町=は「原爆を落とされた唯一の国として、二度と悲劇を繰り返さないようにしなければ」と話した。

 近くの地蔵寺でも、原爆の鐘・平和の鐘の集い(小松島平和行進実行委主催)があった。住民ら21人が体験談の朗読を聞いた後、鐘を突いて核兵器廃絶や不戦を誓った。

 両寺では、終戦記念日の15日も平和の集いを開く。