徳島県は14日、10歳未満~90代の男女133人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内で1日当たりの感染者が150人を下回るのは2月14日以来1カ月ぶり。小学校と高校でそれぞれクラスター(感染者集団)が発生した。80代女性が重症で集中治療を受けており、90代男性と40代女性も酸素吸入を受ける中等症。他は軽症が106人、無症状が24人となっている。
小学校は児童5人と児童の家族4人の感染がこれまでに分かり、9人規模のクラスターと認定された。高校では生徒1人が陽性と判明し、先に感染が分かった生徒7人と合わせ8人規模となっている。8人はクラスか部活動が同じという。
小学校でのクラスターは今年に入り10例目、高校は12例目。県は「接触者が把握できている」として、学校名を公表していない。
学校関係は小学生20人、中学生1人、高校生5人、大学生2人、専門学校生など2人、高校の教職員2人が感染した。未就学児は16人だった。14日時点で28校(小学校20校、中学校3校、高校5校)が休校(学級・学年閉鎖含む)している。
69人が入院しており、病床使用率は26・2%。重症者用は4床が埋まり、使用率16・0%。自宅療養者は1266人となっている。