鮮やかな深紅の花をつけたケイトウを収穫する農家=那賀町延野

 盆や彼岸に仏前に供える切り花として重宝されるケイトウの出荷が、西日本有数の産地・那賀町相生地区で最盛期を迎えている。

 同町延野の前耕造さん(68)は17アールの畑で栽培。直径5センチほどの深紅の花が一面に咲き、高さ50~75センチの幹の根元から一本ずつ丁寧に刈り取って、大きさや品質ごとに選別して出荷している。今年は6月ごろの長雨で生育が遅れたが、花の品質は上々という。

 JAあなんによると、那賀町内では70戸が計760アールで栽培。年間約350万本を関西や中国地方に出荷しており、1本35円前後で取引される。収穫は10月上旬まで続く。