昨年10月30日、愛媛県西条市で行われた秋季四国地区高校野球大会準決勝。延長十一回裏、鳴門高(鳴門市)のエース冨田遼弥投手(17)が最後のバッターを打ち取り、春の甲子園出場を引き寄せた。鳴門のベンチにいたマネジャーは飛び跳ねて喜んだ。「ハラハラする試合展開。驚きとうれしさがこみ上げてきた」…