徳島県は16日、新型コロナウイルスに感染した10歳未満~90代の男女198人について詳細を発表した。1日当たりの感染者数が200人を下回るのは3日連続。小学校2校と会社でクラスター(感染者集団)が発生した。50代男性が酸素吸入を受けており中等症。174人が軽症で、残る23人は無症状という。

 クラスターが発生した小学校の一つは、児童3人と教職員1人、児童と教職員の家族3人が感染し、先に感染した11人と合わせて18人規模となった。このうち児童は10人で、全員同じ学年だった。

 もう一つの小学校では児童1人が陽性となり、先に感染した6人と合わせて計7人となっている。児童は5人で、クラスメートという。小学校でのクラスターは、今年に入り13例に上っている。

 このほか、同じ会社の社員6人の感染がこれまでに分かり、クラスターと認定された。

 学校関連の感染者は小学生25人、中学生5人、高校生6人、大学生と専門学校生各1人、小学校と中学校の教職員各1人。未就学児が26人いた。16日時点で19校(小学校15校、高校4校)が休校(学年・学級閉鎖を含む)している。

 65人が入院しており、病床使用率は24・7%。重症者用は2床が埋まり、使用率8・0%となっている。自宅療養者は1267人だった。県内の感染者は累計1万4373人となった。