【動画】https://youtu.be/pv02c-ii0dY
西日本高速道路が整備していた徳島南部自動車道・徳島ジャンクション(JCT)―徳島沖洲インターチェンジ(IC)間4・7キロが21日、開通した。2021年3月に先行開通した徳島沖洲IC―徳島津田IC間2・4キロとつながり、徳島市中心部が高速道路網で本州と直結した。
午前10時から徳島沖洲IC近くで開通式典があり、県関係国会議員や飯泉嘉門知事ら約220人が出席した。西日本高速道路の前川秀和社長が「開通により観光や物流の活性化、災害への対応にも寄与する」とあいさつし、阿波踊りやテープカット、関係車両54台によるパレードで祝った。一般車両の通行は午後4時に始まった。
徳島JCT―徳島沖洲ICは有料区間。暫定2車線の対面通行、規制速度は時速70キロとなっている。吉野川河口に架かる「吉野川サンライズ大橋」は全長1696・5メートルのコンクリート製で、川に架かる橋では国内最長級となる。経済の活性化や周辺道路の渋滞緩和が期待されるほか、災害時の緊急輸送路にもなる。2015年に着工し、総事業費は約1200億円。
徳島南部自動車道は徳島JCT―阿南IC(仮称)間の22キロで、四国横断自動車道の一部。未開通の徳島津田IC以南は国土交通省が整備を進めており、全線開通の時期は見通しが立っていない。
【ドローン撮影】https://youtu.be/XxPvAwrIw_8