徳島市徳島本町2の「聖パウロ三木カトリック徳島教会」の聖堂にかつてあった壁画が、大正初期に徳島市内にあった徳島俘虜(ふりょ)収容所の捕虜3人の手で描かれていたことが分かった。高度な技術を要するフレスコ画で、教会の壁画としては珍しい唐草模様だった。当時の徳島教会は第2次世界大戦で焼けたため、壁画は残っていない。鳴門市ドイツ館の森清治館長が、所蔵写真を彩る壁画の装飾と、信者の回想録や陸軍の書類と照合して確認した。

 森さんによると…