名西高校(石井町)芸術科で音楽を学ぶ生徒が「先生」となった練習会が30日、同校で初めて開かれ、石井中と江原中(美馬市)の1、3年生5人が参加した。
クラリネット、ホルン、声楽、打楽器の4分野に分かれ、中学生が持参した楽譜や高校が用意した課題曲を使い個別指導。クラリネットの吹き方や指の押さえ方の強弱を説明したり、マリンバと木琴のアンサンブルに挑戦したりした。
クラリネットの演奏を教わった石井中吹奏楽部の小笠加奈さん(14)=3年=は「演奏時の姿勢や力の入れ方など気を付ける点がよく分かった」と話した。
名西高と県教委は、同校の生徒が県内の小中学生に楽器演奏や声楽を教える「音楽サポーター制度」を創設。これまでに県内の小中学生14人が登録している。