ノンキナトウサンに扮して来場者を楽しませる婦人会員=吉野川市鴨島町の鴨島駅前中央通り

 大正から昭和初期に活躍した吉野川市鴨島町出身の喜劇役者・曾我廼家(そがのや)五九郎(ごくろう)にちなむ「五九郎まつり」が30日夜、地元の鴨島駅前中央通りであり、喜劇王の業績をにぎやかにしのんだ。

 メインイベントの五九郎おどりには、市鴨島地区婦人会の約60人が出演した。ちょびひげと丸眼鏡で人気を集めた「ノンキナトウサン」に扮(ふん)した2人を先頭に、浴衣姿の会員がゆったりとした踊りを披露。大きな拍手を受けながら約200メートルを練り歩き、来場者を楽しませた。

 まつりは1972年から始まり、今年で47回目。