1971年から半世紀にわたり県都の安全を守る拠点となった徳島中央署旧庁舎(徳島市中洲町1)の解体工事が終わった。今後、県が徳島市文化センター跡地などで建設する新ホールの駐車場などとして活用される。存在感のある建物が姿を消し、国道55号のかちどき橋付近から見える景色は大きく変わった。

 旧庁舎は鉄筋コンクリート5階建て地下1階延べ約5700平方メートルで、敷地面積は約5千平方メートル。元は「寺島川」と呼ばれる川だった場所を県が埋め立て、敷地を確保した…