ミュージカル本番を控え練習に励む出演者=阿南市富岡町の市文化会館夢ホール

 阿南市富岡町の市文化会館夢ホールで22、23の両日に創作ミュージカル「新開桜」が再演される。本番を目前に控え、公募で選ばれた出演者らは大詰めの練習に汗を流している。

 戦国時代の牛岐城主・新開入道道善(実綱)が植えたとされ、400年以上たった今も、市内各所で花を咲かせる「新開桜」がミュージカルのモチーフとなっている。

 市民劇団「夢創」の団員や公募で選ばれた市民ら約40人と、地元の人形浄瑠璃座「中村園太夫座(岡花座)」が出演。5月から週末を中心に練習を重ね、現在は舞台の立ち位置やせりふのタイミングなど、細かな調整を行っている。

 ミュージカルは、市政55周年事業の一環として2014年5月に初演された。NHK大河ドラマ「天地人」(09年)の原作者として知られる作家の故火坂雅志さんがストーリーの原案を手掛けたことも話題となった。観客から「舞台を子どもに見せたい」などの反響があったことから、市が市内の小学5、6年生と中学1年生ら約2400人を招待し、再演することを決めた。

 初演に引き続き、阿南市出身の演出家遠藤吉博さん(62)=東京都=と徳島市出身の振付師鎌田真由美さん(56)=同=の県人2人が演技指導を行っている。遠藤さんは「命の大切さや、仁と義の意味を知ってもらえる舞台にしたい」と意気込む。

 夢創の団員で初めて舞台に立つ岡野桃子さん(11)=津乃峰小6年=は「練習は厳しいけど頑張っている。同級生のみんなには、楽しみにして見に来てほしい」と話している。