第55回四国高等学校ワープロ競技大会(四国商業教育研究会など主催)で、三好市の三好高校が初優勝した。県勢の優勝は2001年の徳島商業以来14年ぶり。三好高は全国大会でも、個人の部で情報ビジネス科3年の山下智也君(17)が成績上位者に贈られる「佳良賞」を獲得した。
四国大会は7月に松山市で開かれ、各県4校の計16校が参加。1チーム4人で規定の文章を入力する早さと正確さを競った。
三好高は、山下君と同科3年の宮北美穂子さん(17)、同科2年の平井おおらさん(17)と山崎倫佳さん(17)が出場。4人は所属する情報処理部でのクラブ活動に加え、授業開始前に自主練習をしてタイピングの腕を磨いてきた。同校は今年の県大会で7連覇を達成しており、念願だった四国一の座も勝ち取った。
8月1日には東京で開かれた全国大会に県代表として臨んだ。団体は各都道府県の代表55校中20位だったが、1人当たりの入力字数を競う個人の部で、山下君が1~5位に次ぐ成績優秀者の佳良賞(10人)に選ばれた。
指導してきた西岡弘之教諭(59)は「本年度末の定年退職を前に、生徒たちがプレゼントをしてくれた」と喜ぶ。山下君、宮北さんは「先生と共に頑張ってきた。結果を残せて良かった」と笑顔を見せた。